絵本を探しに本屋さんに行くと、ひときわ目をひく「だるまさん」の絵本。
みなさん、一度は目にしたことありませんか？
私も持っているのですが、子どもの反応がどの絵本よりもよくて、
初めて読んだときはびっくりしました。
そんな「だるまさん」の作者の作品原画がたくさん見れる“かがくいひろしの世界展”が現在開催されています。
だるまさんと遊べる映像アトラクションがあったり、
かわいい原画の数々！
私が行った世界展は、もう終了しているのですが、残り3か所あるので、
かがくい先生はどんな人なの？世界展ってどんな展示？
など、実際に行った視点から書いていきたいと思います。
かがくいひろしさんって、どんな人？
50歳で絵本作家デビューを果たしたかがくいひろしさん。
普段、絵本を探すときに作者さんを調べて買う、ということはあまりしませんよね。
私もかがくいさんのことは全く知らず
“だるまさん”シリーズの絵本をプレゼントしてもらい、子どもに読んであげると、
どの絵本よりも反応がよく「この絵本すご・・・」と思っていたくらいでした。
すっごく絵がかわいいわけではなく、色鮮やかなわけでもなく、
独特な絵に、シンプルな配置で、
でも子どもがこんなに喜ぶ理由は何なんだろうと不思議がいっぱいでした。
そんなときにたまたま、テレビでかがくいひろしさんの特集がやっていました。
“だるまさん”の作者とは知らずにそれを見ていて、
28年間特別支援学校の先生をやっていたこと、
身体を思うように動かせなかったり、言葉のない子どもだったり、
そんな様々な障害をもつ子どもたちが、どうやったら笑ってくれるかを日々考えていたことをその特集で知りました。
28年もの間、子どもと必死で向き合い、反応を出すために一生懸命だった方が描いた絵本だからこそ、
どんな子どもでも、ついつい目を奪われてしまい、笑顔になってしまうのかな、と感じました。
だるまさんと遊べる！映像アトラクション
作品展の会場に入ると、まずは“だるまさん”の原画がたくさん！
なぜその言葉を選んだのか、など詳しく書いてくれていて
親の方が興味津々で見てしまいました。
原画の奥には、子どもたちが集まっている映像アトラクションが！
だるまさんだけでなく、かがくい先生の描いた絵がアニメーションになっていました。
靴を脱いでゆっくりと楽しめるスペースが、子ども用に用意されていました。
その周りには、絵本も置かれていて、うちの子どももお気に入りの絵本を見つけていました。
（出口のショップで、もちろんその絵本を買わされました。笑）
未完作品も見れちゃう！原画の数々
映像アトラクションに子どもは夢中でしたが、やっとの思いでそこから奥に連れていき。笑
“だるまさん”や、それ以外の絵本の原画、未完作品の原画を楽しみました。
「この原画の絵本、見てみたいね。絶対おもしろいよね」と夫婦で会話していましたが、
気づけば隣で見ていたご夫婦も、同様の会話をしていて、
みんな思うことは一緒なんだな、となんだかほっこりとした気持ちになりました。
かがくい先生の歴史も知ることができて、出口にあったショップでは
絵本はもちろん、グッズもたくさん欲しくなり、物欲を抑えるのが大変でした。
今はどこでやってるの？
素敵な考えのもと描かれた、子どもが笑顔になる絵本の作品展。
ぜひみなさんに行ってみてほしいのですが、今後の巡回予定地は、下記の通りです。
東京都 2024年９月14日（土）～11月4日（月）＠八王子市夢美術館
宮崎県 2024年11月16日（土）～2025年1月8日（水）＠みやざきアートセンター
福島県 2025年1月25日（土）～3月9日（日）＠福島県美術館
バリアフリーツールも用意されているとのことです。
お近くで開催されていれば、ぜひ行ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも、実際に行ってみた場所についてのブログを書いていますので、
お時間があれば、見てくれたら嬉しいです。
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